日記

2022-09-26 23:07:00

人間は料理をする➀

いつもお世話になっております。
現3代目店主の息子(弟)です。

先日、マイケル・ポーラン作/人間は料理をする。という本を読みました。
人間は料理を発明したおかげで猿人類と異なり、高度な文化を築いてきたとしています。
なぜならば、料理することで栄養価が高まり、消化しやすいものを食べれるようになることで、人間の脳は大きくなり、胃腸は小さくなったから。
(生の植物は咀嚼と消化にエネルギーを使うので、咀嚼に多くの時間が使われる。)
つまり、料理をはじめることで咀嚼し続ける生活から解放され、時間、エネルギーを他の目的に使えることで文化が発達したと。
また料理は社会の発達ももたらすとしていますした。
他の動物は個食(一人ひとり食料を見つける)だが、人類は決まった時間に集団で食事をとるようになったと。
料理された食事を囲んで座り、視線を交わし、食べ物を分け合い、自生することが社会性を育てたと。

料理は食べるために当たり前にするものという感覚でしたが、(他の動物と異なる)人間らしさを意味する行動であると気づかされました。