日記
牡蠣の歴史②
いつもお世話になっております。
現3代目店主の息子(弟)です。
昨日に続き、牡蠣の歴史(今回の栄養)について触れたいと思います。
(牡蠣の歴史/キャロライン・ティリ著を参考にしております。)
昨日牡蠣は栄養バランスに優れるスーパーフードと記載しましたが、牡蠣に含まれるものには以下のものがあります。
・グリコーゲン:炭水化物の一種で、筋肉や肝臓に含まれ、エネルギー代謝に必要。
・タンパク質:人体の15-20%を占め、筋肉,臓器,肌,髪,ホルモン,酵素,免疫物質等作る栄養素の運搬を行う。
・鉄:赤血球の材料で全身に酸素を運ぶ役割を担うミネラル。
・オメガ3脂肪酸:魚油に含まれるDHA, EPA、エゴマ・亜麻仁油に含まれるα-リノレン酸で、血流改善,やコレステロール低下,アレルギー抑制の効果がある。
・カルシウム:人体に最も多く含まれるミネラルで骨や歯を形成する。
・亜鉛:体内で作れない必須微量ミネラルで身体の成長・維持に必要でホルモンバランスを整え、免疫反応の調整、タンパク質を合成する。
・ビタミン類:ほかの栄養素を機能させる役割をもつが、体の中で作れないので、食べ物からとる必要がある。
中でも亜鉛の含有量は食品随一とされており、健康を維持するための栄養が豊富です。
昨今は平均寿命だけでなく、健康寿命も注目されており、農林水産省も「健康寿命の延伸につながる食育の推進」(※)を重点課題の一つとして位置づけております。
(※)引用元:9https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wpaper/h30/h30_h/digest/part1/b1_c1_00_00.html
おいしいものを食べながら健康に寄与する栄養分を自然にとっていただける場を提供できること飲食店が果たせる一つの役割だと思います。
池亀の理念である”食を通じて喜びをお届けする”ことは時代時代で求められるものが変わると思いますが、おいしいものをお届けすることは変わらないことだと思います。
「能登牡蠣白味噌鍋」を通して、まだまだ世に知られていない牡蠣の食べ方の一つを提供することで、牡蠣を食べる機会を提供いたします。
池亀でのお食事は勿論、お取り寄せ通販でもお召し上がりいただけます。