日記
桃の節句
いつもお世話になっております。
現3代目店主の息子(弟)です。
(諸説あるとは思いますが)元々は中国の陰陽思想からくるもので、奇数は縁起がよく、偶数は縁起が悪いため、3月3日のように奇数+奇数=偶数になる日は縁起が悪くなるということから、邪気を払うお祭りをするようになったことが始まりと言われています。それが日本にも伝わりましたが、江戸時代ごろから、女の子のお祭りとして現代と近いひな祭りという形になったそうです。災難を払うための身代わりの人形として飾るようになったそうです。(元々は紙で作り川で流す不浄の儀式だったそう) 四季があり季節を大切にする日本の歴史や文化を節を通じて理解していきたいと思います。
想像の共同体1
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現3代目店主の息子(弟)です。
今の世界がどのように作られているかを理解するための本として、ベネディクト・アンダーソン著の想像の共同体-ナショナリズムの起源と流行-という本を読みました。
-言語共同体-
現代の国家がどのようにして作られたか。聖典(聖なる文字)による宗教共同体により、巨大な共同体が想像可能になったところから、大航海時代による新大陸の発見、活版印刷による聖なる文字による共同体の分裂、複数化、地方化が始まりました。言語が相対化され、領土化されるようになりました。小説によって、時間空間が想像できるようになり、その言語によって同じ地盤に上にあるという想像を可能にしました。また、新聞を読むことで社会的役割の時間にはいることができるようになりました。同じ日本人でも会ったことがない人がほとんど、だけど日本人、日本という等質で空虚な時間空間が存在し、歴史という時間の長さの中で皆で航行していることを信じ切ることになります。目に見える範囲の家族や村の仲間から、見たこともない数千万、数億人という抽象化された仲間を想像可能にすることができるようになったのは、出版資本主義ででした。人間の言語多様性の統一は不可能とされますが、出版語により、コミュニケーションの統一が図られ、互いを理解するための媒体を得ることができるようになりました。(日本でも方言がありますが、正しい日本語があることで、コミュニケーションをとることができます)この出版語によって何千万人が所属していることの意識が生じます。出版語が一つの権力となり、国民という観念のベースとなる想像の共同体が準備されるようになりました。
4合瓶の地酒はそれぞれ1本ずつの数量限定です。
【お取り寄せ】新商品販売しました
ふしぎなキリスト教
いつもお世話になっております。
現3代目店主の息子(弟)です。
橋爪大三郎さんと大澤真幸さん著書の「ふしぎなキリスト教」という本を読み終えました。今ある西洋社会のベースにキリスト教が大いに影響があるという話ですが、そもそもキリスト教はどのように今に至るか。イスラム教、儒教、仏教、神道との違いはどういうところにあるか。資本主義社会や、自然科学の発達への影響等、現代社会を理解するのに参考になる著書でした。まだまだ自分自身へのインプットが足りないと感じております。メタ認知の視点を持てるように、勉強していきたいと思います。